プロの業者が売買取引をしているオートオークションの仕組みと大まかな流れ

一般的に下取りに出したり買い取ってもらった車の多くはオークション会場でセリに出されます。「オートオークション(中古車オークション)」とも呼ばれています。

オートオークションで取引をしているのは、メーカー系のディーラーや中古車買取専門店、中古車販売業者などが大半を占めます。

そもそもオークションとは、競売・競り売りのことを指していて、一つの商品に対して購入希望者同士が購入希望金額を提示し合いながら、 一番高い金額を提示した希望者が購入できるという売買方法のことです。

このオークションの仕組みを中古車にも取り入れたのが「オートオークション」なのです。

中古車販売店などで店頭で販売されている8割~9割はオートオークション経由で取引された車両となっています。


中古車事業者が参加して取引ができる「中古車の卸売市場」というイメージを抱くと理解しやすいと思います。

軽自動車から輸入車、トラックまで様々なタイプの車両が流通して、会場に車両を集めて行う現車オークションやインターネットや衛星等を利用して参加できるサービスも登場しています。





全国各地にオークション会場があります


日本各地で運営していて、USSやCAA、JU、TAAなどのオークション会場があります。

中でもメジャーなのがUSS(Used car System Solutions)です。北は北海道から南は鹿児島まで全国17カ所で運営されています。

圧倒的な出品台数と情報量によって、数多くの会員がオークションに参加しています。


USSUSSの公式サイト





大まかな流れ


ここでは大まかなオートオークションの流れを紹介していきます。

1)車両の持ち込み
出品する車両をオークション会場に持ち込みます。そこで出品票に車種名やグレード、年式、カラー、走行距離、車検年月日などを記入して、車内のダッシュボードに入れておきます。

2)車両検査
オークション会場で検査員が車両の修復歴や内外装のキズ・凹み・汚れの確認、エンジン・電装品などの各機能のチェック、走行距離偽装の有無などを検査して、その結果を出品票に記載します。

3)評価(レベル分け)
検査結果を踏まえて車両の評価点数が付けられます。外装と内装の評価が別々に分かれていて、2つの評価を組み合わせて総合評価が決定される仕組みとなっています。

4)出品番号の決定
車両の評価が決まった後、出品される順番を決める出品番号が付けられます。車両は出品データで使用される写真撮影が行われた後、オークション会場の出品車スペースに移動されます。

5)車両の下見
購入希望者は出品されている車両の下見をすることができます。下見には専用コンピュータで写真で下見をする「画像下見」と実際に車両に乗り込み、エンジンをかけたり電装品を動かしてコンディションの確認をする「現車下見」の2つの方法があります。

6)セリ開始
車両の出品者はセリのスタート価格と売却希望価格を担当者に伝えます。購入希望者はセリがスタートしたらセリの状況を画面で確認しながら入札をします。入札ボタンを押すことで3,000円~5,000円単位(オークション会場によって異なります)で価格がアップしていきます。事前に設定されている売却希望価格以上の入札があった時点で最終応札した方が落札することができます。

7)終了
無事に落札されると名義変更用の書類を提出するなど必要な諸手続を実施して、車両の売却代金を受け取ります。名義変更が完了した時点でオークションは終了となります。


残念ながら売却希望価格まで応札されなかった場合は流札(売却されない)となります。流札となった場合は次回のオークションに出品するか、もしくは車両を出品者の手元に引き上げることになります。





ネットオークションとの違い


「オークション」と聞くと、ヤフオクや楽天オークション、ビッダーズなどのネットオークションをイメージする方々も多いですが、ネットオークションとは仕組みが少し異なります。

中でも一番大きな違いは出品時のチェック機能です。ネットオークションの場合は誰でも自由に参加できて個人売買が基本となっているので、車などの高額商品が出品されている場合は、走行距離の改ざんや修復歴の偽造などが行われて入札後にトラブルになるケースもあります。

その一方で業者向けのオートオークションに参加するためには、各地域の公安委員会許可の古物商(自動車商)の資格を保有していて、一定の営業経験を持っている必要があります。その他にも保証人の申請や保証金の預託、有店舗事業者であることの証明、既存オークション正規会員よりの推薦などが必要となり、参加者が限定されています。

出品される車両も上述しているように、車両検査員がチェックをしているので、ネットオークションのような詐欺には遭いにくいと言えます。





オートオークションは自己責任が原則


ネットオークションよりは管理されているのである程度は信頼することができますが、残念ながら100パーセント信用できるものではありません。

オートオークションの現場では出品車両の検査が実施されているのですが、検査員も人間ですので1日100台以上の車両をチェックしていると、1台あたり10分程度でしか時間を要すルことができないので見逃してしまう箇所も正直出てきます。

また、検査員のレベルによっても差異が生じてきます。

オートオークションは業者のために作られたサービスでプロ同士の取引の場ということもあり、業者同士の駆け引きが日々行われています。

出品する側は少しでも高く購入してもらうためにさまざまな工夫をこらしています。逆に購入する側は掘り出し物を見つけようと車両をくまなくチェックして入札をします。

つまり、車両をチェックして落札をした後に不具合や偽装などが見つかったとしても、それは購入者の落ち度であって自己責任となってしまうのです。



修復歴なしと出品票に記載されていた情報を信じて入札した車両が実際には修復されていたことが判明しても、クレーム期間(手続き完了後3日~1週間程度)を過ぎていればクレームをすることができない仕組みとなっているのです。





基本的には業者のためのサービスです


さらに出品票に記載される情報は一般ユーザー目線で記載されているのではなく、あくまで業者が購入するために必要な情報のみが記載されています。

つまり落札した車両を点検・調整して、部品を取り替えるなどして店舗に並べることを前提としています。

そのため、エアコンの吹き出し口の調整スイッチが取れていたり、リアワイパーが取り外されていても出品票には記載されていません・・・(汗)






オークション代行業者に依頼するようにしてください


「車を安く購入できるなら、自分でオークションに参加すれば良いのではないか?」と考えるかもしれませんが、それはお薦めできません。

車の知識がほとんどない一般ユーザーがオークションで車両を購入するには非常に危険です。そもそも一般ユーザーは参加できない仕組みとなっています。

どうしてもオークションで車を売買したいのであれば、オークション代行業者に依頼するようにしましょう。

最近ではさまざまなオークション代行業者が存在しています。基本的に1台あたりいくら(落札価格の何%など)という手数料で代行してくれます。

しかし単に手数料が安いということだけで依頼してしまうと、最終的に後悔をすることになる恐れがあります。

そのため、本当に信頼できる業者かどうかを見極めてオークション代行を依頼するようにしてください。





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